不安はまた突然に、曖昧にやってくるんですね。道楽としてのお香、道楽としてのコインランドリーを楽しみながら、なんとか日々を回している。今度住む家は絶対にコインランドリーの近くにすると決めている。
10月最後は楽しかった。友人とたこ焼きを焼いて、夜が老けた頃に近所の公園でやってるマーケットへ行って、コーヒーとフルーツサンドを買ってまた戻って、夜中までバチェロレッテを一気見してやいやい言って、あんまりな結末に虚無感を感じ（人と一緒に観ていてよかった、一人だったら抱えきれなかった）、大人だからちゃんと解散して帰ってきて。バチェロレッテの結末以外は全部楽しかった土曜日だった。バチェロレッテの結末、意外と肯定派がいるみたいなのであんまりひどいことはいえない。もう言ってるかもしれない。クゥ！
で、日曜日です。楽しい土曜日の反動が大きすぎて、今日は本当に何も出来なかった。どうしても今日済ませておきたい用事があって夕方になってからやっと起き上がって外に出たけど、夕暮れも肌寒さも空気の揺れ、雲の動き、大塚屋から出てくる家族、自転車の子供達の声も、全部が憂鬱で悲しかった。
年の瀬が嫌いになった。繁忙期が重なるというのもあるけど、世間が慌ただしく動いたり、誕生日、クリスマス、年末年始、人が人と過ごすのがよしとされるし、私だってそういう姿をイメージする季節。年々憂鬱になっていくな。あんなに楽しかった昨日を経て、たった1日静かなだけで、たった1日肌寒いばかりで、この街で自分だけが一人みたいに思えてしまうの、なんなんだろう。漠然と、だけど着実に。冬は苦手、寂しくなる。
先週はライブへ。どうやら2月ぶりらしい。8ヶ月もライブハウスに行かないなんていつぶりだ。就活中も今の街へ来たばかりのときもよくライブに行っていたし、こんなに間が空いたの初めてかも。初めてのstiffslack venueへ。ずっと観たかったSEMENTOSが観れて本当によかった。8ヶ月ぶりがこのライブでよかった。ライブハウスはやっぱり界隈とか身内感を感じやすくて居心地が悪いと思うことが多いけど、やっぱりライブが好きです。新しいアルバムが本当に良い。
眠れない気がする夜はホットミルクにウィスキーを垂らして飲む。昔母親がそうしてくれたように。今日もなんとか眠ろう、早く帰ろう。明日には大丈夫になりますように。
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