免罪符

久しぶりに1人でスタジオに入ってコピバンの練習をしていたけど、飽きて最後に思い出したように歌った自作曲が良い気がしたので供養します。

いつぞや大失恋をかましたときに作って、恥ずかしくて寝かせていたけどすぐ出したほうが恥ずかしくなかったかもしれない。

 

いままでのように

詩に起こして、笑い話にしておわり

いままでのように

飲み明かして、

擦り切れるまでこすっておわり、にならない

 

傷つけたいのも慰めたいのも

手に負えないくらいよ

「あなたには分からない」と

刺し違えたのが抜けない 今も


さびしかったから

やけに晴れたから

わからなくなったから

嫌な夢を見たから

手が空いてたから

牛乳を切らしたから

ささくれができたから

傘がなかったから、を

免罪符にして石を投げてる

悲劇ごっこがやめられないので

「あなたには分からない」と

刺した手のしみが消えない 今も


進みはじめたふりでさまよっている

あてつけの材料がまだ足りない

宛のない便りを

綴って、綴って、綴って、綴って


割れた石の欠片さえも

瓶に詰めて眺めてばかりいる

「会うべきと会えるように」と

放しあう音が消えない

「あなたには分からない」と

諭さないで

「あなたには分からない」と

刺し違えたのが抜けない 今も

 

「お前の考えは分からん、どうせこちらの考えも分からないでしょう一生」と言われているときは、なんでそんなこと言うんだ!と思うけど、結局自分も同じこと言ってたんだよなーと思った。だから刺されただけでも刺しただけでもなく刺し違えたんだけど、それが抜けたか抜けないか分かるのは自分のことだけで、相手の傷がどのくらいかもいつまで残るかも傷つけた側は分からない、私の傷のことも分からないでしょう、という堂々巡りになってしまう

愛で納得させられるとか、従わせられる、考えを変えられると思っちゃってたのが間違い。なにもかも勘違いしてたのは私の方だったと思う。

人には人の人生ということで、誰かをコントロールしようなんてとんでもない。でもきっと私はこれからもそういう感情を持ってしまうから、やっぱり愛とか向いてない。べきでない。

 

被害者面するなって言われたのは本当にその通りで、いろいろと理由をつけて悲しい顔してきたけどこちら側だって選んだんだから受け入れて当たり前の痛みだったんだよなと、

読めば読むほど辛い思い出が蘇る、いまだにいまだにあてつけの材料が足りなくて、誰に何を宛てていいかがわからない。たくさん傷つけてごめんなさい。自分を正当化して傷つけてごめんなさい。そんなやりとりすら思い出化している安くて自分に酔ってる自分に泣けてくる、いい加減しっかりしてくれ!!!