Crazy Crazy

どこまでも君のいない街、桜はとっくに緑が萌えて、花びらなんて跡形もないのがいっそ清々しい。早々に桜の季節は終わり、会社の近くの木蓮も散っていた。あの街の木蓮は咲いただろうか、また、咲いた直後に寒さが戻って、茶色く滲んでしまっているだろうか。あの街はもう太陽がジリジリと照っているだろうか。近くのコンビニまで書類をコピーしに行って、ついでに牛乳とパンを買おう。踏切を越えるのは少し面倒だ、でも歩幅を広げて飛び越えるのは気分がいい。知らない街は寂しい、でも春の夜風は心地よい。こんな夜には薄いブラウスにカーディガン1枚羽織って、新しいスニーカーで出かけよう、身軽で良い。軽快な歌が似合わない雨上がりの夜、それでもイヤホンが私の心をどこまでも自由にして、足取りを軽くする、リズムに合わせてスキップしよう、明日の予定も昨日のメールも忘れていいよと言っている...気すらする。救いもなければ保険もない、でも帰る街だけはある。

どこまでも君がいない街、いつまでも夜が明けないことを祈ってる、それは決してネガティブな意味ではなく!

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