なんにもいらない

今年のイヤホンで聴き初めはユーミンひこうき雲。紅白良かった。ユーミンで号泣するaikoも非常によかった。あれから何日経ってしまっただろう、あけましておめでとうございます!

 

この街に来てからはじめたバンドを辞めました。半年。非常に貴重な経験をさせてもらった場ではあるけど、嘘はつけないことを知った。社会人という枠、生き方の中で、どうしても歌いたい歌があった、私はもうとっくに一番大事な歌には出会ってるから。他にはもういらない!納得もされたけど、めちゃくちゃ怒られ軽蔑もされ、まぁそれも当然かと思いつつ、それでも一分一秒も惰性では続けたくないと思ってしまったから、私は私のエゴを突き通して辞めた。

ここ数ヶ月、決断ばかり。自分で捨てたはずの未来を捨てきれずに、どこかで愛しながら生きてる。ズルかな?ズルだ!でもそういう自分にだんだん甘くなっている気がする。本当とか誠実ってなんですか?正直に生きるよ。私は私に誠実でいたい。これでいいですか?「恋は薄まってでも愛は残って」、ってこういうことなのか。捨て切った昔の話が今頃心の隅にグズグズと居て、腐ってるのか育ってんのかよくわかんないけど、生き物だと思う。まだ生きてるって思う。言葉にしたら予感は実感になるけど、あーーー!何の話だろう。バンドの話。私の愛のすべての話。

 

何もかもうるせー!と思う日がある。例えばそれが低気圧のいつか。さっさと仕事を切り上げて帰る。ごめん、私、オシャレミュージックは別に全然好きじゃないんだ。言う予定のない本音、いつか嘘になればいいと思うけど。いつだって擦り合わせて折れないところは折れずに、いい塩梅を見つけてやってきたはずなのに、もう骨が折れてる。

 

平日に塞がるピアスの穴を、週末には昔貰ったピアスでこじ開けて、痛い。見せる予定もないけれど、誰かに伝える痛みじゃないけれど、そろそろ定着してくれよと思う。治癒力が高すぎるのも考えものだ、あるいはこれこそが呪い?それとも私の心持ちでしょうか。いつまでも愛されたいと思うのは甘えだって、ちゃんと、十二分に思ってるよ。

 

なんにもいらない

なんにもいらない

  • 冬にわかれて
  • J-Pop
  • ¥250