朝ごはん - 大学生

ずっと家にいる。家にいるうちは日記を書く。

もうちょっとしたらまた県外を回らないといけなくて…なんかこんな言い方したらツアバンみたいですね。残念ながらそんなことはなくて、オンシャマシーンになります。すごくやる気がなくなったり外に出たくなくなったりすることもあるけど、思いのほか楽しくやってると思う。私にしては。

なんか今日は何回も書いたり消したりしてて、何を書いてもピンと来ない。そんな日もあるかな。あるよね。

最近真面目に朝ごはんを食べる。コーヒーを挽いて、淹れて、食パンにいろいろ乗せて焼いて、あったかい物っておいしいな、今日も一日頑張ろうと心の中で呟いてみたりする。当たり前のことだ、でも私には難しい。寝坊してしまう日もあるし、めんどくさくて動けない日もある。だから朝ごはんはひとつのミッションというか、願掛けみたいなものだ。今日は早起きして朝ごはんつくったから偉いぞ頑張れるぞっていう…そもそも朝ごはんというほどのものでもないけど…

自分がすごく小さい人間に見えてきた。でもそれくらいがちょうどいい。朝一番には何の曲をかけようかと、毎日考える。何を聞いたら軽やかに動けるか、未知のことに恐れずに「まぁそんなもんだよね」と言えるか。次から次へと襲ってくる未来は怖い、その恐ろしさをどう笑いにするか。

身軽な人はかっこいい。全てを捨てたって怖くないぜと開き直ってる人はかっこいい。

光るおもちゃ、洗濯物越しの風、くたびれたパジャマ、羽の生えたシャープペンシル、いつか泳いだモータープール、昔の夢。今持ってるもの、今まで手に入れたもの、こんな言葉の端々でさえ重すぎて、まだ動けない。身一つで、踊ったりスキップしたりしたい。夏に見た映画で、大事な物は減ってくんだって言ってたな。